はじめに
※今回の話はほかの車種にも使えそうな話題です。なお、自己責任でお願いいたします。今回は、DIYで車の無塗装樹脂(光沢仕上げ)を復活させてみましたので、その記録です。
なお、これは自己流ですので、真似をして破損、汚損した、傷などがついたとしても当ブログとして責任はとれません。自己責任でお願いします。
できるだけ傷をつけない方針です。なので時間はかかります。
あと作業中の写真は、あまりに必死だったので撮っていません・・・すみません。
とりあえず、元の状態はこちら。
リップスポイラーと呼ばれる部品(下の黒い樹脂)が劣化して白っぽくなっています。
これでは、いくらボディを洗車、ワックスしても見栄えが良くありません。
結果はこんな感じです。
かなりマシになっているのがおわかりいただけるでしょうか。
なお、この方法をするとつやつやになってしまうので、つや消しにしたい場合はご注意ください。
では、早速やっていきます。
下地処理1
まず、焼けてしまって劣化した表面をおおざっぱに削ります。
その道で有名なレックの激落ち君スポンジタイプを使用しました。
これはメラミンフォームといって、硬い樹脂でできたスポンジです。
耐水やすりのようなものですが、非常にデリケートなキッチン周りや鏡などにも使用できる素材ですので、傷はつきにくいと判断しました。
気になる方はボディ側をマスキングしてください。
水を付けながら樹脂部分を激落ち君でひたすらこすっていきます。
もちろん、メラミンスポンジは弱いのでどんどんぼろぼろ崩れていきます。
一通り削り上げたら一度水をかけて激落ち君のかすを洗い流します。
下地処理2
次は、コンパウンドをかけます。
※ここの工程は、シボ加工や細かい凹凸のある樹脂には勧められません。
凹凸の間に詰まって大変なことになると思います。(なりました)
コンパウンドといっても、自動車用コンパウンドは使用しません。
自動車用のものは自動車の塗装を削るために粒子が硬く、
樹脂に対しては傷がつく可能性があると判断しました。
そこで私はプラモデル用のコンパウンドを使いました。
セラミックコンパウンド TT25(余裕と根気と予算があれば)
別にこのメーカーのものじゃなくても、タミヤでもかまわないと思います。
粗いものから順に、プラモ用ポリッシングクロスにつけて、磨いていきます。
注意点としては、当たり前なんですが
使ったポリッシングクロスを次の工程で使わないようにしてください。
つまり、粗目で使ったクロスは、細目工程では使ってはいけません。
その工程より大きな傷がついてしまうためです。
それと、同じ理由で各工程の最後にはちゃんと水洗いして、コンパウンド粒子を次の工程に持ち込まないようにしてください。
じゃないと、大きな傷がいつまでたってもついて、結局時間がかかるだけになってしまいます。
ただ、面積が大きいのと、プラモよりはるかに樹脂が硬いので、死ぬほど時間がかかります。私の場合はこの部分だけで2日間、左右ににわけて作業を行いました。コシにきます。
樹脂復活剤を塗る
これだけでもだいぶツヤツヤになりますが
最後にここで、樹脂復活剤(艶出しケミカル)を塗りました。
結局塗るんかい!という話ですが、相手は樹脂ですので
せっかく磨いた面を保護するためにも塗ったほうが安全だと思います。
樹脂復活剤には色々種類がありますが、
私が使ったものは以下のカーメイト 黒樹脂復活10mlです。
理由はとくになく、実績がありそうだったから・・・なんですが。
黒樹脂復活10ml
ひとまず、塗る前に車用洗剤でも使って、コンパウンドや脂分を落としました。
そして、ゆっくり丁寧にぬります。あとはマニュアルどおり、乾かして終了です。
さいごに
樹脂復活剤をぬるにも
下地処理によって、樹脂復活剤の乗りと、ツヤが変わると私は思っています。
ただ、プラモのようなつるっつるな輝きは求めていないので、
ここまで工程を分割する必要はないと思います。
激落ち君、粗目、細目くらいで終わらせてもいいと思います。時間短縮のためにも。
一度でも磨いてしまえば、そう何度もすることではないので、
樹脂の劣化が気になる方は、一度試してみてはいかがでしょうか。
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