2017年2月18日土曜日

RX-7 雨漏りとカーエアコンゴミ進入対策

雨漏り

※今回の話は一部、ほかの車種にも使えそうな話題です。なお、自己責任でお願いいたします。

前回見つかったブロアファンの取り付けネジの錆びですが
これはちょうど真上にあたる、カウルグリルを固定するネジのグロメットから漏れているFD3S特有の定番ネタなんだそうです。(写真1)

写真1:助手席側の二箇所。一番右は、ネジカバーはずしてます。

 どうやらそこから漏れた水が、ブロアファンに落ち、ネジの取り付け口にまわってさびを引き起こしていたようです。確かに雨が降ったとき、助手席付近の窓だけ部分的にやたら曇っていましたし、一度だけ助手席に座っている人の足に水滴が落ちてきたことがありました。中村屋ブログによれば最悪の場合、そこからECUにまで水がたれて大変なことになることもあるようです。

雨漏りの対策方法


まず、ワイパーをはずすか、半分動かします。

カウルトップのネジカバーをこじってはずします。
なお、カウルトップのネジカバーは割れやすいので、グロメットと一緒にすべてディーラーで注文しておきました。(安いので)

カバーをはずしたら、ネジをすべてはずしてカウルトップを取ります。(写真2)うわ汚い。軽く掃除しておきましょう。



そしてネジがささっていた樹脂のグロメットをはずします。土台部分が薄い鉄板なのでむりやり力をかけることはやめてください。

 グロメットとボディの間の防水シールは写真3のように、経年劣化でモロモロのバラバラになってもはやなんの役にたちそうにありません。
写真3:楕円形だったはずが、モロモロのバラバラ
雨漏りの原因です。新品のグロメットには、同じ防水シールはついてきますがスポンジみたいで役にたつのか疑問です。そのため、さらに市販の防水コーキング剤をたっぷりぬっておきました。これで解決です。

 ちなみに、写真1で示した、助手席側の二つは、ブロアファンをはずして下から覗くと、グロメットの車内側が見えます。つまりこの二箇所、漏れるとブロアファンへ直行なんですね・・・。

ゴミ進入の原因


 前回の記事でモザイクをかけたくなるほど、エバポレーター内に落ち葉や何かがたまって腐っていました。そこで、原因を探ろうと、外気導入口をたどっていきました。

 FD3Sの外気導入口は、運転席側に空いています。そこから進入した空気は、ワイパーの下の空洞を助手席方向へ向かいます。そして、助手席側の端まで行ったら真下に下りて、ブロアファンに吸い込まれるようです。(写真4)なお水は、別の排水口を通って車外に排出されます。
写真4:運転席前の穴から入った空気は、助手席足元へ。
図2と一緒に見るとよりよくわかると思います。カウルカバーはその穴にゴミが侵入しないようにフィルターの役割をしていたんですね。しかし・・・。



カウルカバーの格子の大きさは許せるとしても、ふちには大きな大きな隙間が空いています。(図5)これくらい隙間があれば、落ち葉どころか、ムカデやゴキブリ、ねずみだって入ってくるかもしれません・・・。私が見た限り、ここから進入したゴミは、大きすぎて排水口へ流れていくことができません。ブロアファンの吸引力は強いので、ゴミは確実にブロアファンに吸い込まれていくことでしょう。

ゴミ進入の対策

 さて、それでは早速大きなゴミが進入しないようにアイデアを考えます。最近の車のように花粉や黄砂など粒子レベルのフィルタリングは考えず、ひとまず大きなゴミが進入しなければOKです。

 昨今の車のように助手席側にフィルターを付けるというアイデアを考えたのですが、構造上難しそうですし、あんなところに付けたらフィルター交換の手間もかかってしまいます。

 というわけで、一番つけやすそうなカウルカバーのところにフィルターを付けることにしました。大きなゴミを進入させず、雨風にさらされても大丈夫で、水の排出も妨げない、それでいて、簡単であるということを考えた結果、こうしてみました。(写真6)
写真6:お手製簡易フィルター
 網戸とアルミテープを使ったお手製簡易フィルターです。穴より少し大きく網戸を切り、カウルカバーをなんどもかぶせつつ、調整しながらふちをアルミテープで補強しました。多少不恰好でもアルミテープのほうが雨風には耐えられ、痛まないと思います。

ボンネットを閉めるとこんな感じです。(写真7)

写真7:ここまで近づかないとわかりません。
いかがでしょうか。大きなゴミが入らないというだけで精神衛生上だいぶ気持ちが楽になるのではないでしょうか。

余裕があれば

エアコンの臭いが気になる方は、前回のエアコン掃除とともにこの導入口付近も泥を落として洗っておくといいと思います。フィルターとあわせて、今後も快適なFD生活が遅れると思います。

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